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日本には3種類のシジミがいるそうです

一つは食卓にのるシジミ。ヤマトシジミと言います。それからマシジミとセタシジミ。この3種類だそうです。ヤマトシジミは海水と淡水の混ざり合う、汽水域に生息しています。マシジミとセタシジミは淡水に生息しています。セタシジミと言うのは琵琶湖水系の限られた範囲にのみ生息しているシジミだそうですので、私の住む九州内陸部ではマシジミのみ見る事が出来ます。但し所によってはマシジミの近縁種であるタイワンシジミが繁殖して居る所もあるそうです。大分県玖珠町八幡の里にも以前シジミは生息していたそうです。近くの方に聞いたところ、太田松信の水路にも昔アサリ位のがはたくさんいたとのこと。昔居たという処でシジミを探しましたが、全く見当たりません。私の母の実家では、庭の中に小さな水路が通っていました。それにシジミが居たのを覚えています。しかし、日本が豊かになって砂利道だったのが舗装道路に成りました。この時アスファルトの油分が沢山井川に流れ込んでシジミは居なくなってしまいました。

 

シジミは居ました

玖珠町八幡の里にもシジミは細々と生き残っていました。探して見ると数か所に生息して居ました。あろうことか我が家の裏の水路にも居たんです。秋に成るとほんの僅かの湧き水しかないその水路に!!これらのシジミを何とか増やせないだろうかと、友人と二人で試行錯誤しているところです。そもそもシジミはどうやって繁殖するのでしょうか。・・・これまでに調べたところでは、雌雄同体で雄性発生??するのだそうです。??また、シジミにとって環境の良いところでは卵を産み、そうでもない少し残念な場所では、卵胎生と言う方法で子孫をのこすのだそうです。卵胎生とだけ書かれている資料もたくさんあります。水が有れば何処でも繁殖するのでしょうか。分からない事だらけです。そんな時に、友人が「シジミの先生」が居られる事を見つけました。早速先生にお会いして、教えを請いたいと、ご連絡申し上げたところ、先生は快くいろんな事を教えて下さいました。シジミは餌が豊富なところでは5月頃から10月頃まで卵を産むのだそうです。繁殖して居る所のシジミを新しい場所に移しても、そこに餌が無ければ繁殖どころか生息もおぼつかない事が分かりました。では何を食べているの????詳しいところは解りませんが、ミジンコより小さい原生動物????かなあ~?????顕微鏡を買って調べて見る事にしましたが、素人が何から調べれば、どうやって調べれば良いのか分かる訳もなく。先生から教えて頂いた事を試してみようという事に成りました。これからは、シジミの観察日記風に更新していきたいと思います。


 2010年6月11日 

午前8時友人から電話。「ちょっと来て。シジミが卵を産んだみたい」慌てて友人のところに行きました。勝手に上がりこみ試 験飼育室に行きました。シジミを入れている水槽のあちこちで雪が降ったようになっています。水槽の中の水草にもたくさんくっついています。何とも言えない 感動モノでした。「やったね。卵の様子を顕微鏡で見ようよ」1980円の顕微鏡でも見えるんです。
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まだ細胞分裂は始っていませんでした。(写真は顕微鏡を通して携帯で撮りました。)2時間ごとに観察すると感動のシーンが見られるとのこと。で も、今日は金曜日。仕事があります。涙涙なみだ。
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6月27日  
試したい事を試すための場所を作りました。この場所は、メダカの飼育室だから夏は暑くて堪らないかも知れませんが、サッシの窓を取り 付け、扇風機も入れたので何とかなるでしょう。段々に見えるのはメダカの飼育水槽です。ホテイアオイが入ってる水槽はメダカの稚魚水槽です。

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 6月14日

再度、顕微鏡で見たのですが何も見当たりません。孵化して砂に潜ったのだろうかといろんな場所を探って顕微鏡で見るけどやはり居ません。卵は孵化する事無くその命の元が潰えたのでしょう。「そんなに簡単に孵化させる事が出来れば誰も苦労はしない。」などと強がりを言いながらも、何が悪かったのか。どこをどうしたら良いのか。頭が痛い。


6月16日

先に進まなければ状況は改善されません。原点に帰ろうという事で、シジミの繁殖場所と私達の飼育状況を比べて見ると以下の事が判明しました。
繁殖場所では
1.緩やかであっても流れが有る事(池などの止水域で生息して居る場所も有りますが概ね流れが有るようです。)

2.1日の水温変化が少ない

これらに何らかのヒントが有るように思えてきました。まずこの相違点を解消して再度の放卵を待ちたいと思います。


6月20日
放卵した水槽とは別の水槽で飼育中のシジミはここ1週間毎日5~6匹ずつ☆に成っています。テストで入れた餌がとてつもなく悪かったのだと思います。(死んでしまったシジミは鶏の餌に成りました。) 急いで水を換えたのですが、急激な水質の変化や温度変化により、まだ暫くは鶏の餌が増えるのかなと思います。


 暫らくお休みをしていました。実は本職の方が忙しくて、シジミの方は観察のみでした。最近感じたことですが、シジミの体調について、砂に潜って水管を出している固体は元気な個体のような気がします。体調不十分な個体は砂の上にゴロンとしています。やがて☆になる個体のような気がします。実際そうなっています。(最初に餌のテストの心算で入れたモノが悪かった水槽のシジミだけです。)他の餌を入れた水槽のシジミは、1匹も落ちることなく元気です。


 8月3日  

ようやく記事にできる事柄が出来ました。 実は、昨日まで宮崎県小林市の藤原先生の所にシジミの研修に行っていました。目からうろこの研修でした。放卵、卵の成長(細胞分裂)からD型幼生になるまでの全てを体験実習する事が出来ました。その中で、私達の問題点も分かってきました。今後は今度の研修で習ったことを基本に実験観察飼育をしていき、その結果及び途中状況を記事にしていきたいと思います。


 8月8日 

放卵の実験を行いました。(写真は研修のときのものです)

何とか無事に放卵させる事が出来ました。感激のひと時です。写真では良く見えませんが卵子の周りには精子が沢山くっ付いて居ました。への字?くの字?の感じです。先生に教えて頂いたのには、精子にはしっぽが2本あるんだそうです。雌雄同体で雄性発生で、卵子が有るのに精子だけで稚貝のその元のD型幼生になるんだそうです。何度も言いますが分かりませ~~~~ん。分からない事は置いといて、続きを観察しました。
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細胞分裂が始まりました。2分割4分割どんどん分裂していって数えきれなくなります。わくわくドキドキの連続です。ちなみにこの写真は18000円の顕微鏡で観察し携帯で写しました。なかなか綺麗に撮れません。どなたか金が掛からなくて綺麗に手軽に撮れる方法をご存じありませんか?
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あと一息でD型幼生になるところまで来たのに、寄生虫に食い荒らされた卵が見えます。中央より下に写ってる3個はすでに食い荒らされて一番酷いのは既に原形さえ留めていません。一晩中見ていたのですが、多分裂も完成に近づき、D型幼生の一歩手前まで来ると、小さな丸い細胞のようなものが、卵にくっついて、回転を始めました。それがいつの間にか一つの細胞に4個も5個もくっ付いて最後には下から3番目の卵のようになってしまいます。

この寄生虫を取り除けないかと試行錯誤してみましたがなかなか上手くいきません。
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そんな厳しい環境の中でも無事にD型幼生になれる個体もいます。小さくて申し訳ないのですが中央に写っているのが紛れも無いD型幼生です。涙が出そうなほど嬉しい瞬間でした。とはいえD型幼生にまで成長するのはほんの僅かでした。やはり寄生虫対策が急務だと感じました。
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8月16日

左の写真は450倍で写した緑藻類?ですが、これは青水の水槽からとった水を約2時間放置して、底に溜ったものを見てみました。映っているものの他に素早く動き回る微生物も見当たりました。大きさは10ミクロン前後だと思います。900倍まで拡大してみましたが、大昔に理科の授業で見た事のある藻類も居ました(後で調べたら、クンショウモでした。)。なんだか楽しくなってしまって、最初の目的も忘れてあちこちの水をとってきては見ていたところ、上の写真と同じ(全く別の個体です)D型幼生が足を出して動き回る様も観察でき、幸せなひと時でした。足を出しているところを撮りたかったのですが、撮れませんでした。またチャンスは有ると思いますのでチャレンジします。
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8月21日

我が家の裏の水路です。この狭い水路に僅かながらシジミがいます。ところが、最近アオサギがやって来るようになりました。シジミの殻が田んぼの畦にいくつも転がっています。慌てて写真のようなネットを張りました。鳥対策にはばっちりですが、観察の際は大変邪魔です。田んぼは他人の田んぼだし、水路は水利権者の皆さんに了解を頂いて(私には水利権が有りません)使わせてもらっています。もっとたくさんの水が流れると嬉しいのですが、田圃を作っている皆さんの事情に合わせるしかなく、水温が上がりすぎるときはとても心配です。この水路ではD型幼生も見つかりますし、このような条件でも生き残ってきたシジミ達ですから、たぶん大丈夫なんでしょう。
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 8月27日

シジミは餌が無くても4カ月は生きていけるとの情報が有りましたので、餌のテストをする事にしました。以前から試したいと思っていた物だけを与えて、来年の3月に生きているか?放卵出来るか?確認します。既に新しく採取してきたシジミで試験水槽を作りました。もし、無事に卵を持っているようなら餌として成り立つのではないかと思います。もし大丈夫ならF先生が目指しておられる「水槽でマシジミ飼育」そして「日本にマシジミを復活させる」事が出来るのではないでしょうか。そして私達には、マシジミ養殖へと夢を広げていく手がかりとなる事を願っています。


8月29日

先日、水路の水が減ってしまったと書きましたが、田圃を作っている皆さんにお願いしましたら、「これからは田んぼを乾かさなくてはいけないけど、田圃に水が入らないようにして置くから要るだけ流しても良いよ」と皆さん快く承諾してくださいました。嬉しい!有りがたい。私も嬉しいシジミも嬉しい!感謝感謝感謝感謝です。


 9月5日

今シジミが居る水路から下流にもいるのじゃないかと思って見に行ったら、1cm位のが何匹も居るんです。もしかしたら、稚貝もいるかもしれないと思い、ランチュウ(金魚)の稚魚選別用の小さな網を持って行き、ほんの僅か有る砂を掬って見ると居るんです。目が悪いから余り小さなものは見えないけど、1.5mm~4mmまで幅25cmの水路を2m探しただけで105匹見つけました。水路はまだ80~90m位有るので4000~5000匹位居るかもしれない。見つけた稚貝は上流に持って行きました。


 9月12日

8月8日の記事でD型幼生に成るまでの寄生虫対策が必要と書きましたが、今までの経験を纏めてみました。その上で、自然界でも寄生虫は居る訳で、でも増殖は出来ているのに、なぜ水槽の中では全てが寄生虫にやられてしまうのか、どこがどう違っているのか、以前書いた記事を読みなおしていてヒントを見つけたような気がしました。水が動いている事に意味が有るのではないでしょうか。そこで早速、水が流れる水槽を作ろうと思い立ちました。名付けて「水が動いているから卵も動くので寄生虫にやられにくいぞ」水槽です。完成したら写真を載せます。


 9月26日 シジミの事以外で申し訳ないです

私は「日本を美しくする会」の「玖珠そうじに学ぶ会」と言う勉強会に所属しています。町内の中学校から「生徒の自由参加を募って、トイレ掃除の取り組みをしたいので指導応援してほしい」との依頼を受けて本日研修会を実施しました。希望者だけの研修とはいえ、最初は子どもたちの表情がとても硬かったのですが、やり終えた後の感想で「有難うございました。最初は少し嫌だったけど今はとても清々しい気持ちです。参加して良かったです。」と、はちきれんばかりの笑顔を貰いました。とても嬉しい一日に成りました。
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掃除前の不安げな表情

最後の記念撮影  1班

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10月8日
 
大失敗です。シジミの餌を作ったのですが、最初は何とかなりそうな感じでした。1ml中に5000匹位居たのに・・・・。培養を続けていればそれを維持できると考えていました。浅はかでした。何と全く見当たらなくなってしまったのです。しかも、腐敗が進んでウンチの臭いがするんです。家内に叱られて、強制撤去です。でも、作ってすぐなら餌として成り立つのは解りました。それは大きな収穫です。収穫と言えば、もう一件あります。実は島根県に私の先輩(シジミに関しての事ですが)に成る方が居られました。その方のブログが大変参考に成ります。シジミに関する事だけでなく色んな事をされているようです。すごいですよ。一度ブログをご覧ください。マシジミ-yahooブログ  で検索すれば見る事が出来ます。


 10月15日

先日、昔シジミが居たという水路に少しだけ放流しました。その水路は町内の城下町を流れる水路です。地区の世話役をしている友人に話したら、自分が管理をするから是非シジミを入れて欲しいという事で実現しました。以前居たという事ですから、繁殖してくれるのではないかと期待しています。これは日本にマシジミを復活させる会にとっても良い事ではないかと自画自賛しています。
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10月17日

シジミの餌を探し求めて居る事は以前にも書きましたが、ふと思い付きました。シジミの居る所の水には餌が居るのではないかという事です。(10月14日の事です。早く気付けよ。ですね)早速水を汲んできました。(10リットルくらい)顕微鏡で見るけど何も見当たりません。でも確かに居るはず。そこで、餌に餌を与えて培養する事にしました。しかし知識が有りません。苦慮の末、汲んできた水をポリバケツに入れ、ハイポネックスを2000倍位に成るように入れてエアレーションをする事にしました。2~3週間くらい時々観察をしてみようと思っています。たぶん失敗するのじゃないかという予感がしますが・・・・しかしこれが成功すると嬉しいな~
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 11月7日

前回の実験はやはり失敗でした。上層部、中層部、底面、と壁面。くまなく調べたのですが、なにも居ません。今度は淡水微生物図鑑に書いてあった方法を試したいと思います。


12月7日

自然界に生息する微生物を培養して餌にするというのは間違ってないと思いますが、素人には壁が高すぎるような気がしてきました。素人は素人の発想を以って事に当たるのも面白いのではないでしょうか。今までやってきた事をその道のプロの方が見ると「何をやっているんだ。」と思われる事でしょう。そこで、素人の発想で考えだした餌を試しています。なんだか良さそうです。(素人はすぐに決めつけてしまうんです)  最初はただ単に生息していたシジミを増やせないだろうかとの考えで出発しましたが、最近(最近と言うか、最初からかも知れませんが)少し考えが変わってきました。シジミを養殖できないだろうかという事です。もし、養殖できるようになれば、老齢化が進んでいるこの町にも風を起こせるのではないかと思っています。それは増えつつある休耕田を利用する事によりじいちゃんばあちゃんにも収入を発生させる事が出来るのではないでしょうか。シジミは、水が有っても餌が無ければ育ちません。餌が有れば収入が発生するまでの時間はかかっても少しずつ増やす事は出来ます。しかし現在のこの町のシジミの生息状況では稚貝の孵化を確立しないと安定供給の道はないように思います。何かグダグダな文章に成ってしまいましたが、立ちはだかる問題が沢山あるという事です。一人で考えていくのも楽しいのですが、行き詰った時にアドバイスを頂けると嬉しいな~~~とつくづく思います。これを読まれた方でアドバイスやアイディアなどございましたら、このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までご連絡頂けますと有難いです。よろしくお願いいたします。


12月20日

18日に差を与えました。これが本当に餌として働いているかは来年3月頃はっきりすると思います。餌が有りようもない井戸水を使っていますので、生き残っていて尚且つ卵を持っていれば有効だと考えられますから。


 12月23日

先日「シジミを養殖して何かいい事が有りますか。」と、聞かれました。まだ分かりませんが、養殖の技術を確立する事が出来、出荷に漕ぎつけられれば需要は多くあると思います。そして目途が立てば現在問題になっている耕作放棄地休耕田の有効利用が出来るのではないでしょうか。田んぼは有るけど年を取ってきて耕作は無理な方でもシジミの養殖なら出来るのではないかと考えています。


12月31日

今朝は-5度Cでした。鶏も小屋の中から出てきません。積雪は25cmです。久しぶりの大雪に成りました。16時40分現在まだ降り続いています。今年1年間(正確には3月からですが)シジミの事に夢中になっていました。当地に生息しているシジミがマシジミであるかどうか同定するするというようなことは、私たちでは到底無りな話ですが、素人でも注意深く観察すれば「いろいろな事が分かるんだ」と言う事を体験できました。最近になって思い始めた事は、「観察とその記録が絶対に必要」だという事です。その都度記録するという事は簡単なようですが、ずぼらな私には非常に困難なことです。しかし必要だと感じたからには何としてでも記録を残すようにしたいと思います。このような考えを持ったのは、飼育水槽のシジミを観察して居た時に、シジミの殻の外側部分が約2mm程内側部分と明らかに異なっている固体がいます。これは何かなと思ったのですが、たぶんこの水槽の中で成長したのではないでしょうか。このような事も記録(データ)を取っておけば簡単に解明できる事ではないでしょうか。来年も地道に挑戦を続けたいと思います。藤原先生を始め多くの皆様のご指導汚協力を頂きながら前に進みたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。


 1月10日

 今までは減った分だけの水を追加していましたが、久しぶりに水換えをしました。案の定

ずいぶんと水が古くなっていました。古いという言い方は可笑しいのかも知れませんが、
ランチュウを飼育していた頃に「水が古くなるとマツカサ病になる」と言う事を先輩から
聞かされていました。水槽を見るだけでは水は綺麗に澄みきっていますが、バケツに汲み
取ると色が付いているのが分かります。水槽という自然とは異なる環境で飼育するという
事はそれなりの気遣いをする必要が有ると思いました。
水槽の水は2℃でした。井戸水は18℃有ります。少しずつ水を抜きながら井戸水を追加
していきました。シジミの水槽に、ホテイアオイを買ってきて入れて居たのですが、それ
に巻貝が付いていたようで沢山繁殖しています。シジミが卵を産んだ時に卵やD型幼生を
食べてしまわないか心配です。


 1月17日

道路に設置されている温度計の表示が-13℃でした。今年一番の寒さです。シジミ水槽も
下の写真のように全面凍り付いていました。

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シジミはたぶん大丈夫だと思いますが、加温あるいは井戸水(18℃~20℃)を流した方
が良いのかもしれない。そう言う面も合わせて昨年の実験の見直しや反省をしました。

実験は
① 欲しい結果を求めるのに適したやり方をしているか。
② 一つだけでなく比較検討が出来るか。
③ 順序を作り計画的に行う。
④ 正しく記録する。

以上地道にコツコツと


3月5日

餌を与えた。約110ℓの水に対して1ℓ与えました。あとで、しまった!と、思ったのは、シジミの数に対して与えるべきだった事。今までは水量に対して餌を加減して居ました。そもそもこの事が間違いだったのです。やっと気付きました。餌を与えた3日後くらいにシジミの死んでいるのが良く見られていたのは、これが原因だったのだと思いいたりました。それまでは自分がご飯を食べるのと同じ感覚で考えていたのだと思います。餌とはいっても純粋に食べられる物だけではありません。大量の不純物が混じっています。これが水質の悪化をもたらしてシジミの住めない環境を作り出していたのだと思います。まだまだ餌の与え方や餌の改良を重ねる必要が有ります。


 実験を始めて1年、漸くD型幼生にたどり着きました。

5月13日

17時30分から放卵を促す準備をして、15日9時34分大量のD型幼生を確認する事が出来ました。写真でも分かるように”足”を出して盛んに動き回っています。AとBの2個の水槽で実験をしています。ABともに沢山のD型幼生がいます。これから稚貝に成れるか分かりませんが各種実験をしていきます。公に出来る範囲はここに乗せたいと思います。
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5月31日 

新たな発見が有りました。私以外の方は既にご存じだった事かも知れませんが、D型幼生は左の写真を見ると分かるように、半透明な硬い殻を持っていたのだという事です。私はてっきり「柔らかな体だと思い込んでいました。このD型幼生は、体内に寄生虫が10匹近く入り込んでいました。既に中身は食べ尽くされていたのです。まだきれいなD型幼生の形をしていました。胎内にいる寄生虫を観察しようとして、ガラスを載せて、まず150倍でピントを合わせたところこの状態に成っていました。横のひょうたんの様な形は空気(気泡)です。

徐々に寄生虫にやられていっています。その度にD型幼生を他の水槽に避難させているのですが、なかなか止まりません。しかし、或る程度の効果は有るように感じます。寄生虫にやられてもそのままにしておいた水槽には、D型幼生の姿は見つけられません。
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6月14日 

実験を始めてちょうど1カ月目に成りました。相当数のD型幼生が寄生虫のやられましたが、少しではありますが生き残っているD型幼生がいます。顕微鏡にマイクロメーターが付いていないので確実な大きさは分からないのですが、いく分大きくなったような気がします。併せて厚みも出てきたのが、ピント位置の幅で実感しました。

もう一つ嬉しい事は、生き残っているD型幼生には寄生虫がくっ付いていない事です。どこを探しても食い荒らされたD型幼生の残骸も見当たらないし、寄生虫自体も見つけられません。事情は解りませんが嬉しい事です。このまま何とか稚貝に育ってくれると嬉しいのですが。
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稚貝に成りました(7月17日)

画面中央下に居るのが稚貝です。まだ水管は出ていませんが水管が出れば完全なシジミの稚貝に成るそうです。中央上部に居るのがD型幼生です。その差は歴然としています。  一番上に半円に見える個体は寄生虫に侵された、D型の死骸です。ただただ感無量です。
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あと一息でなかなか水管を出しません。現在肉眼にてどこに居るのか確認できる状態ですが、この稚貝の体調を考えると顕微鏡観察に大変気を使う状態です。生まれてすぐのD型幼生と大きさを比較して計算してみたら、現在約560ミクロン位です。この子が一番大きいです。肉眼で見れるのは4~5匹居ます。
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