8月6日 八幡中学校より平和授業への講師派遣依頼があり、『さかしい会』より中村宜子さん・藤井道夫さんを講師派遣しました。
平和集会に先立ち、平和式典の放送に合わせて、広島の原爆投下時刻 8時15分に黙とうを行いました。
平和集会では、『さかしい会』の中村宜子さん・藤井道夫さんに戦時中のお話を聞かせて頂きました。
戦争中の学校の様子について、中村さんは次のようにお話ししてくださいました。
・運動場はといも(サツマイモ)なんかが植えられて、遊び場はほとんどなかった。
・学校の先生は校長先生とお裁縫の先生くらいしかいなかったので、ほとんど勉強したことがなかった。
(若い男の人は戦争に駆り出され、赴任してきてもすぐにいなくなった)
・畑仕事など手伝ったらハンコをくれた。鉛筆などと変えてくれると言われたが、一度ももらったことはない。
藤井さんは、豊後森機関庫の襲撃を自宅から見ていたそうです。
・時間は昼下がり。自宅は山の上の方で、機関庫の上空がちょうど見える高さだった。
・2機くらいの飛行機が機関庫を襲撃していたのが見えた。
・飛行機が上がったり下がったりしていた。まだ子供だったので怖いとかは思わなかった。
その他にも…
・目の怪我をちゃんと治療もされず、タオルを巻いただけで戻ってきた兵隊さんが印象に残っている。
・マラリアにかかった兵隊さんが熱で暴れるのを3人がかりで抑えて看病していたこと。
・とにかく食べるものがなかったので、「ふすま」や雑草など食べられるものは何でも食べた。
と、たくさんのお話をしてくださいました。
最後にお二人からは、平和を広める活動を頑張って欲しい、とエールを頂きました。
生徒たちは、地域の方々の戦争体験を聞き、遠い世界の話ではなく自分たちとも無関係ではないと気付かされたようでした。