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 12月4日、人権を考える町民のつどいに参加しました。
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 町内の小中学生による今年の「人権標語」入選作品の表彰式につづき、講演がありました。

 「人権標語」は子どもの目線で見た差別、個性を大事にすること、互いの良さを認め合うことの大切さなどがそれぞれ表現されていて、暖かく感じることができどれも良い作品であり、これから1年間八幡自治会館ほか関係各所に掲示されます。

 講演の講師は『「寝た子」はネットで起こされる』を演題とした、山口県人権啓発センター事務局長の川口泰司さんでした。

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 川口さんは、愛媛県の被差別部落の出身であり、自身がこれまで関わった部落差別の現状について話してくれました。

 部落差別については、市民感覚として、「今でも、部落差別ってあるの?」「寝た子を起こさずにそっとしておけば、自然になくなる」、「自分は差別しないから、関係ない」などの感覚を持っている人が多いと各種のアンケート調査などにあります。

 ところが、川口さんはネット社会の今ほど、年々部落差別がひどくなってきている現状に危機感をもち、私たちに語りかけてくれました。

 ネット社会では、正しい情報ほど広がらず、誤った情報ほど興味本位で広がってしまいます。

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 川口さんはいろいろな事例などを紹介する中で、ご自身の家庭への無言電話の繰り返しや、家庭に届いた年賀状に書かれた誹謗の言葉に愕然としたこと、娘さんからその書かれた言葉の意味を聞かれたことなども話してくれました。

 未だにある部落差別の解消に向けて、国は1昨年の12月に「部落差別解消推進法」を成立・施行しました。私たちはこのことを知るとともに、部落差別について正しい知識を学び差別のない世の中を目指さねばなりません。

 川口さんは、「ビーカーの底に沈殿した泥」の話をしました。泥が底に沈殿したビーカーの水は普段は透き通ってきれいだが、一旦混ぜれば沈殿した泥が水に混じり濁ります。混ぜれば混ぜるほど更に濁ってしまいます。今、部落差別もこれと同じだと、聴衆に伝えて講演を終わりました。

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