12月10日。「玖珠町人権を考える町民のつどい」が行われました、講師は近畿大学人権問題研究所 主任教授の北口末広さんでした。演題は「激変する情報環境と部落差別撤廃の課題~情報テラシーと新たな人権課題の視点で~」。また、本年度の人権標語の入選作品の表彰式も行われました。
大阪生まれの北口さんは、高校までは物理や数学が得意で試験ではほぼ満点の理科系であったが、高校時代のバイトの最中にあった出来事から急遽法学の道に進むことになったようです。その出来事とは、バイトの最中に大阪ミナミから北区にトラックで解体荷物を搬送中に運転手のオヤジさんから、途中で「この付近は気を付けておくように」と注意するよう教えてくれたのですが、なんとそこは北口さんの自宅周辺でした。北口さんは部落出身者です。
北口さんは、バイトを続けたい思いもありその時は反論もしないままでしたが、後で心の葛藤が続き、結局それならばと、法律の世界を目指し、社会を変えていく立場になろうと法学に進むきっかけになったと話してくれました。
今、世の中は携帯やスマホの情報社会に急変しており、選挙の時などは特に顕著で兵庫県知事選では、NHK出口調査で投票する際に最も参考にした情報はテレビや新聞でなくSNSや動画サイトが最も多く、更にSNSの動画サイトで斎藤氏が400万回という再生回数にも驚きますが、その選挙に出馬していた斎藤さんの応援のためのN党の立花氏はなんと1,500万回と驚異的です。それらが兵庫県知事選に大きく勝敗に影響しています。
またネット社会で、うその情報(フェイク情報)が飛び回っています。そのフェイク情報の拡散にSNSが悪用されています。しかしその情報の真偽を見抜くのは極めて難しいのが実情です。更に最近は生成AIでディープフェイクも登場しているのが現実です。
北口さんは講演で、私たちはこのような現実を受け止め、日常社会の中で各々が情報に接したとき情報の真否を確認したり発信源の確認等を行い情報を精査していくなどの対処の必要があると伝えてくれました。














