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 ~なぜ自分の故郷を語れない。なぜ好きな人に気持ちを伝えることができない。~

 全国水平社創立100周年の記念映画として上映されている「破戒」を、7月25日に久留米市に赴き八幡地区人権教育推進協議会の役員で鑑賞しました。また、同日久留米市の人権啓発センターも館内展示物の見学をしました。

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 「破戒」は島崎藤村の不朽の名作で、水平社創立100周年の企画の一環で60年ぶりに映画化され全国ロードショーとして封切らました。

 主役の瀬川丑松は、自分が被差別部落出身ということを隠して、小学校の教員になります。彼は出自を隠し通すよう父から強い「戒め」を受けていたが、差別の現状に心を乱しつつあったが、下宿先の士族出身の女性志保に思いを寄せていく。・・・

 被差別部落出身の思想家の不慮の死に、丑松はある決意をし、教え子たちの待つ最後の教壇へ向かう。・・・

 

 久留米市の「人権啓発センター」でも、館内の展示物の中でも入口正面に大正11年(1922年)3月に「全国水平社」創立大会で読み上げられた「水平社宣言」が展示されていました。

 「人は生まれながらにして平等な存在である」という理念から、その宣言の最後の「人の世に熱あれ、人間に光あれ」は、被差別の立場にある人々の願いに思いをはせるとともに、一人ひとりが差別をなくす行動を続けていくことの大切さがうたわれています。